卒業式という特別な日に、母親としてふさわしい装いを考えたとき「留袖 卒業式」というキーワードが気になった方も多いのではないでしょうか。せっかくの晴れ舞台だからこそ、着物を着て華やかに祝いたい一方で、「黒留袖 卒業式に着ても大丈夫?」「卒業式 着物 恥ずかしいと思われない?」と不安を感じる方も少なくありません。
特に、卒業式に黒の着物を着るのはやりすぎなのか?、訪問着と色留袖のどちらが適しているのか? という疑問は多くの方が抱えています。また、「卒業式 着物 本人だけでなく、母親も着てもいいの?」といった悩みもあるでしょう。さらに、「卒業式の服装でNGなのは?」「大学院の卒業式に色留袖は着てもいいですか?」といった、具体的なシーンごとのマナーも気になるところです。
また、最近では卒業式にネイビーのスーツを選ぶ母親が増えている ため、和装とのバランスや違和感がないかも気になる点でしょう。そこで本記事では、卒業式に着物を着てもいいのか?どんな種類の着物がふさわしいのか? を詳しく解説していきます。卒業式での服装選びに悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
- 黒留袖は格式が高すぎて卒業式には不向き
- 一つ紋または紋なしの色留袖なら卒業式でもOK
- 母親の着物は控えめな色や柄が適切
- 大学院の卒業式には一つ紋の色留袖がふさわしい
1.ザ・ゴールド|全国に約80店舗展開でほぼ全国に対応

サービス名 | ザ・ゴールド(THE GOLD) |
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買取方法 | 出張・宅配・店頭 |
対応エリア | 全国(沖縄県以外) |
キャンセル料・査定料 | 無料 |
クーリングオフ | 契約後8日以内 |
入金 | 店舗買取:即日現金 出張買取:即日現金 宅配買取:査定金額に同意後、最短即日 |
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受付時間 | 平日9:00〜18:00Web申し込みは24時間 |
運営会社 | 株式会社マックスガイ |
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卒業式に留袖はふさわしい?黒留袖と色留袖の違い

- 卒業式に着物を着てもいいですか?
- 黒留袖は卒業式に適しているのか?
- 色留袖は卒業式で着られる?
- 卒業式の服装でNGなのは?
- 大学院の卒業式に色留袖は着てもいいですか?
- 卒業式にネイビーは着ていけない?
卒業式に着物を着てもいいですか?
卒業式に着物を着ることは、もちろん問題ありません。むしろ、日本の伝統的な装いとして格式があり、特別な日を華やかに彩る選択肢の一つといえます。卒業式は人生の節目の大切な式典であり、母親として子どもの成長を祝う場でもあるため、フォーマルな着物を着ることは礼儀としてもふさわしいと考えられています。
一方で、着物を着ることに対して「目立ちすぎるのでは?」「周囲と浮いてしまうのでは?」と不安を感じる方もいるかもしれません。しかし、実際には卒業式で着物を着用する保護者は一定数おり、近年はレンタル着物の普及によって気軽にフォーマルな着物を選べるようになりました。そのため、和装に抵抗がなければ、卒業式で着物を着ることは十分に可能です。
ただし、卒業式は子どもが主役の場であるため、母親が着る着物は過度に華やかすぎないものを選ぶことが重要です。一般的には、訪問着、色無地、付け下げなどの落ち着いたデザインの着物が選ばれることが多いです。また、帯や小物も派手すぎず、上品なものを選ぶと全体のバランスが取れます。
さらに、着物を着る場合は動きやすさも考慮する必要があります。卒業式では長時間座ることが多く、着物の着付けがきつすぎると苦しくなってしまうこともあります。また、式の途中で着崩れしてしまうと、気になって式に集中できなくなる可能性もあるため、美容院や着付けの専門家に依頼するのがおすすめです。
このように、卒業式に着物を着ることは、日本の文化を大切にしつつ、フォーマルな装いとしてふさわしい選択です。ただし、主役は子どもであることを念頭に置き、控えめで品のある装いを心がけることが大切です。
黒留袖は卒業式に適しているのか?
黒留袖は、格式の高い第一礼装として、主に結婚式で親族の既婚女性が着る着物です。黒地に裾部分のみ柄が入っており、五つ紋が付いているのが一般的な特徴です。そのため、黒留袖を卒業式に着ていくことは、礼儀正しさという点では問題はありませんが、場の雰囲気に対して格式が高すぎると捉えられることがあります。
卒業式はフォーマルな場ではあるものの、結婚式とは異なり、厳粛で控えめな装いが求められます。黒留袖は格式が高いため、周囲の保護者や学校関係者の服装と比べると、やや浮いてしまう可能性があるのです。特に、卒業式では母親の服装としてセミフォーマルなスーツやワンピースが主流であり、黒留袖を着ると「やりすぎ」と感じられることも少なくありません。
また、黒留袖は「おめでたい場での装い」として認識されているため、卒業式のような厳粛な場にはふさわしくないと考える方もいます。さらに、黒留袖の正式な着付けには比翼仕立てが用いられ、帯や小物も格式の高いものを合わせる必要があるため、一般的な卒業式の装いとは一線を画す印象になります。
もし黒留袖を卒業式にどうしても着用したい場合は、いくつかの工夫が必要です。例えば、紋の数を一つ紋にする、比翼仕立てではなくシンプルな仕立てにする、小物を控えめにするなどの方法があります。ただし、それでも格式の高さが際立つため、一般的には黒留袖よりも色留袖や訪問着を選ぶほうが無難です。
このように、黒留袖は卒業式に着ることができないわけではありませんが、場の雰囲気にそぐわないと感じられることが多いため、慎重に判断する必要があります。母親として子どもを祝う気持ちを大切にしつつ、周囲とのバランスを考えた装いを選ぶことが重要です。
色留袖は卒業式で着られる?
色留袖は、黒留袖と同じ留袖の一種ですが、黒ではなく淡い色や鮮やかな色で染められた着物です。黒留袖と異なり、未婚・既婚を問わず着用でき、紋の数によって格式が変わるため、卒業式で着ることも可能です。ただし、格式が高すぎると捉えられることもあるため、着用する際にはいくつかのポイントを押さえておく必要があります。
まず、卒業式にふさわしい色留袖を選ぶには、紋の数が重要です。一般的に、五つ紋の色留袖は黒留袖と同等の第一礼装に位置付けられるため、卒業式には格式が高すぎると考えられます。一方で、一つ紋や紋なしの色留袖であれば、訪問着と同じ準礼装となり、卒業式に適した装いとなります。そのため、卒業式で色留袖を着る場合は、一つ紋または紋なしのものを選ぶのがおすすめです。
次に、比翼仕立てについても確認が必要です。比翼仕立てとは、黒留袖や正式な色留袖に用いられる仕立てで、衿や袖口、裾に白い布を重ねているものを指します。これは格式を高める仕立てですが、卒業式のような場では不要とされるため、比翼仕立てでない色留袖を選ぶほうが適切です。
また、色留袖の柄にも注意が必要です。色留袖には格式の高い古典柄が多く、おめでたい場にふさわしい意匠が施されているものが多いため、卒業式には控えめなデザインを選ぶとよいでしょう。淡い色合いで上品な柄のものを選べば、派手になりすぎず、卒業式の厳粛な雰囲気にもなじみます。
このように、色留袖は卒業式に着ることができますが、選び方を誤ると格式が高すぎて場違いに見えることがあります。そのため、紋の数、比翼仕立ての有無、柄のデザインを慎重に選び、卒業式のフォーマルな場に適した装いを心がけることが大切です。
卒業式の服装でNGなのは?
卒業式の服装を選ぶ際には、場の雰囲気に合った装いを意識することが大切です。卒業式は、お子さんや本人の節目を祝うフォーマルな場でありながらも、主役はあくまで卒業生です。そのため、過度に華美な服装や、場違いな印象を与える服装は避けるべきです。では、具体的にどのような服装がNGなのかを見ていきましょう。
まず、派手すぎる服装は卒業式にはふさわしくありません。光沢の強い生地や、スパンコールやラメが多用された衣装は、式典の厳粛な雰囲気を損なう恐れがあります。また、明るすぎる色合いのドレスや着物も、卒業式のフォーマルな場にはそぐわないため、落ち着いた色合いを選ぶのが無難です。例えば、鮮やかな赤やショッキングピンクのスーツやワンピースは、結婚式向きではあっても、卒業式には派手すぎる印象を与えます。
次に、カジュアルすぎる服装も避けるべきです。ジーンズやスウェット、スニーカーなどは普段着の印象が強く、卒業式には適していません。また、極端に短いスカートや、肩や背中が大きく開いたデザインの服も、格式のある場では不適切とされます。特に、公立や私立の学校では、服装に対する暗黙のマナーがある場合も多いため、保護者としても一定の品位を保つ服装を心がけることが求められます。
また、卒業式の場においては、過度なアクセサリーや目立つ装飾も控えるべきです。大きなイヤリングや派手なネックレス、ゴージャスすぎるバッグは、式典の雰囲気に合わず、周囲から浮いてしまうことがあります。シンプルで上品なデザインのものを選ぶことで、落ち着いた印象を与えることができます。
最後に、学校のドレスコードに違反しないことも重要です。学校によっては、指定の服装やルールが設けられている場合があるため、事前に確認しておくことが大切です。特に、制服のある学校では、保護者もフォーマルな服装が求められることが多いため、黒やネイビー、グレーなどの落ち着いた色味のスーツやワンピースを選ぶとよいでしょう。
このように、卒業式の服装では「華美すぎず」「カジュアルすぎず」「格式を意識する」ことが重要です。場の雰囲気に合わせた装いを意識し、子どもや卒業生を引き立てるような服装を選ぶことで、より洗練された印象を与えることができます。
大学院の卒業式に色留袖は着てもいいですか?
大学院の卒業式に色留袖を着ることは、一定の条件を満たせば可能です。色留袖は黒留袖に次ぐ格式の高い着物であり、特に一つ紋や三つ紋の色留袖であれば、卒業式というフォーマルな場にもふさわしい装いになります。ただし、着用する際にはいくつかのポイントに注意する必要があります。
まず、色留袖は本来、結婚式や格式のある式典に着るための着物ですが、卒業式の場でも落ち着いた色合いのものを選べば問題ありません。例えば、淡いベージュ、グレー、ブルーグレー、藤色などの控えめな色の色留袖を選ぶことで、華美になりすぎず、品のある印象を与えられます。一方で、鮮やかすぎる朱色や金彩が多く入ったものは、華やかすぎて卒業式には不向きとされます。
次に、紋の数にも注意が必要です。五つ紋の色留袖は黒留袖と同等の第一礼装とされるため、卒業式には格式が高すぎる可能性があります。格式を少し落として着こなす場合は、一つ紋または紋なしの色留袖を選ぶのが良いでしょう。紋なしの色留袖は、訪問着に近い感覚で着られるため、卒業式にも適しています。
さらに、色留袖の仕立てにも注意が必要です。比翼仕立て(白い生地を重ねたように見せる仕立て)は、本来、結婚式の場で着るものとされているため、卒業式では避けるのが無難です。通常の仕立ての色留袖を選ぶことで、格式を抑えながらも、品格のある装いが可能になります。
帯や小物の選び方も重要です。卒業式では、金銀が強調されすぎない控えめな袋帯を選ぶと、より落ち着いた印象になります。また、帯締めや帯揚げも、式典にふさわしいシンプルなものを選び、派手すぎないコーディネートを心がけることが大切です。
このように、大学院の卒業式で色留袖を着ることは可能ですが、色や紋の数、仕立て方に注意し、控えめで上品な着こなしを意識することが求められます。格式を保ちつつも、場に適したコーディネートを心がけましょう。
卒業式にネイビーは着ていけない?
卒業式にネイビーの服装を選ぶことは、基本的には問題ありません。むしろ、ネイビーはフォーマルな場にふさわしい色とされており、多くの卒業式で選ばれる定番カラーの一つです。黒ほど厳粛になりすぎず、かつ上品で落ち着いた印象を与えるため、多くの保護者や卒業生がスーツやワンピースでネイビーを選んでいます。
ただし、ネイビーを選ぶ際には、デザインやコーディネートによって印象が大きく変わるため、注意が必要です。例えば、光沢のある素材や過度な装飾が施されたデザインのものは、場の雰囲気にそぐわないことがあります。また、ネイビーのワントーンコーディネートでは地味すぎると感じる場合もあるため、白やベージュの小物を合わせて華やかさをプラスするのも良いでしょう。
一方で、ネイビーの中でも暗すぎるものは、黒とほとんど変わらない印象になり、やや重い雰囲気になってしまうことがあります。そのため、春先に行われる卒業式では、やや明るめのネイビーを選ぶと、季節感も出て好印象を与えられます。
また、ネイビーの着物を選ぶ場合は、柄の有無も重要です。完全な無地のネイビーは喪服に近い印象を与えることがあるため、控えめな模様や織り柄が入ったものを選ぶと、卒業式の場にも適した着こなしになります。
このように、ネイビーは卒業式に適した色ではありますが、デザインやコーディネート次第で印象が変わるため、全体のバランスを考えて選ぶことが大切です。適切な小物や素材を選ぶことで、洗練された卒業式スタイルを演出できるでしょう。
卒業式での母親の着物選び|留袖と訪問着の違い

- 卒業式で母親が着るべき着物の種類
- 卒業式で黒留袖を着るのはやりすぎ?
- 卒業式で母親が黒の着物を着るのは恥ずかしい?
- 色留袖と訪問着、卒業式にはどちらが適している?
- 卒業式で母親が着る色留袖の選び方
- 卒業式で着物を着るのは本人だけ?母親もOK?
卒業式で母親が着るべき着物の種類
卒業式はお子さまにとって大切な節目の一つです。そのため、母親としても相応しい装いを意識したいものです。着物を選ぶ際には、式典にふさわしい格式やデザインを考慮することが重要です。
まず、卒業式に適した着物としてよく選ばれるのが「訪問着」です。訪問着は、未婚・既婚を問わず幅広いシーンで着られる着物であり、華やかさと上品さを兼ね備えています。入学式やお宮参り、結婚式のゲストとしても着用できるため、一着持っておくと便利です。特に卒業式では、派手すぎず落ち着いた色味の訪問着が好まれます。淡いピンクや水色、藤色などの優しい色合いのものを選ぶと、品のある装いになります。
次に、「色無地」も選択肢の一つです。色無地は、その名の通り無地の着物で、模様がない分シンプルで控えめな印象を与えます。格式としては訪問着よりもやや控えめですが、一つ紋を入れることで準礼装として扱われ、卒業式の場にも適した装いとなります。帯や小物の合わせ方次第で、品の良い華やかさを演出することも可能です。特に格式を重視したい場合は、格の高い袋帯を合わせるとよいでしょう。
一方で、「黒留袖」は卒業式の場には不向きとされています。黒留袖は既婚女性の第一礼装であり、格式が非常に高いため、結婚式の親族として着るのが一般的です。そのため、卒業式では格式が高すぎると見なされ、場違いな印象を与える可能性があります。同様に、「色留袖」も紋の数や仕立てによっては格式が高くなりすぎるため、卒業式にはあまり向いていません。ただし、一つ紋の色留袖で比翼仕立てではないものを選べば、訪問着に近い準礼装として卒業式にも着ることができます。
着物の色についても、慎重に選ぶことが大切です。卒業式はお祝いの場であるため、暗すぎる色や地味すぎる色よりも、柔らかい色合いの着物が好まれます。明るい色の訪問着や色無地は、卒業式にふさわしい装いとなるでしょう。また、小物や帯とのバランスも考慮しながら、全体のコーディネートを整えることが大切です。
以上のように、卒業式の母親の着物選びでは、訪問着や色無地を選ぶのが一般的です。場の雰囲気に合った上品な装いを心がけ、お子さまの晴れの日を華やかに彩りましょう。
卒業式で黒留袖を着るのはやりすぎ?
黒留袖は、既婚女性の第一礼装とされ、格式の高い着物です。通常は結婚式の親族や仲人、新郎新婦の母親などが着るため、卒業式の場では「やりすぎ」と捉えられることが少なくありません。
黒留袖の特徴として、黒地に裾模様があり、五つ紋が入っている点が挙げられます。この紋の数が多いほど格が上がるため、卒業式のようなフォーマルながらも比較的控えめな場には、格式が高すぎると感じられるのです。例えるなら、結婚式にタキシードを着ていくようなもの。黒留袖は格式が高いため、卒業式の主役である子どもよりも目立ってしまい、周囲から浮いてしまう可能性があります。
また、卒業式では他の母親たちもスーツやワンピース、訪問着などを選ぶことが一般的です。そのため、黒留袖を着ると周囲との差が大きくなり、必要以上にフォーマルすぎる印象を与えてしまいます。特に、学校側の先生や他の保護者がカジュアルな装いだった場合、黒留袖を着ることで一人だけ浮いてしまう可能性も考えられます。
それでも黒留袖をどうしても着たい場合は、五つ紋ではなく、一つ紋や三つ紋のものを選び、格式を少し落とす工夫をすると良いでしょう。ただし、それでも訪問着や色無地よりは格が高くなるため、卒業式の場にふさわしいかどうかは慎重に判断する必要があります。
卒業式は子どもが主役のイベントであり、親の装いは控えめでありながらも品の良さを重視することが求められます。そのため、黒留袖を選ぶのはやや格式が高すぎるため、一般的には避けたほうが無難でしょう。
卒業式で母親が黒の着物を着るのは恥ずかしい?
黒い着物自体はフォーマルな場で着用できるものですが、卒業式において母親が黒の着物を選ぶことには注意が必要です。「恥ずかしい」と感じるかどうかは、着物の種類や着る場面によって異なります。
まず、黒留袖は先述の通り、結婚式の親族が着る第一礼装であるため、卒業式には格式が高すぎると見なされます。そのため、卒業式に黒留袖を着ることは一般的ではなく、場合によっては周囲から「やりすぎ」と思われることもあるでしょう。
一方で、「黒の訪問着」や「黒の色無地」であれば、卒業式でも問題なく着用できます。黒は格式が高い色ではありますが、落ち着いた印象を与えるため、シックで洗練された装いとして捉えられることもあります。ただし、全身黒でまとめると喪服のような印象を与えてしまうため、小物や帯で明るさをプラスするのがポイントです。例えば、金や銀の帯、淡い色の帯揚げや帯締めを合わせることで、お祝いの場にふさわしい華やかさを加えることができます。
また、黒い着物を選ぶ場合、周囲の保護者の装いも考慮する必要があります。多くの母親が淡い色の訪問着やスーツを選ぶ中で、一人だけ黒い着物を着ると目立ってしまい、場の雰囲気にそぐわないと感じられることもあります。卒業式は厳粛な場ではありますが、暗すぎる色よりも少し華やかさのある色合いが適しているため、黒の着物を選ぶ際には慎重にコーディネートを考えましょう。
黒い着物は一歩間違えると重たい印象を与えてしまうため、帯や小物で明るさを調整し、卒業式にふさわしい装いにすることが大切です。適切な選び方をすれば、上品で洗練されたスタイルとして黒の着物を楽しむこともできるでしょう。
色留袖と訪問着、卒業式にはどちらが適している?
卒業式で母親が着る着物として、色留袖と訪問着のどちらが適しているのか迷う方は少なくありません。どちらもフォーマルな場にふさわしい着物ですが、それぞれの特徴を理解した上で選ぶことが大切です。
まず、色留袖は本来、結婚式などの慶事に着る準礼装や第一礼装に分類される着物です。特に五つ紋が入った色留袖は黒留袖と同等の格式があり、親族の結婚式などでよく着用されます。一方で、一つ紋や紋なしの色留袖であれば訪問着と同程度の格付けになり、卒業式などの式典にも適しています。
訪問着は、色留袖と比べて格式がややカジュアルで、より幅広いシーンで着用できるのが特徴です。もともと日常と礼装の間に位置する着物として生まれたこともあり、結婚式やパーティー、入学式や卒業式などの式典まで、さまざまな場面で活躍します。上半身にも柄があるため華やかさがあり、卒業式の場でも程よいフォーマル感を演出できる点が魅力です。
それでは、卒業式にはどちらがより適しているのでしょうか。母親の立場としては、主役である子どもを引き立てる装いが求められるため、派手すぎず上品な着物を選ぶことが重要です。上半身に柄のない色留袖は、訪問着よりも落ち着いた印象を与えるため、控えめな装いを求める場合には適しているでしょう。ただし、格式が高すぎると周囲から浮いてしまう可能性があるため、着る場合は一つ紋または紋なしの色留袖を選ぶことが望ましいです。
一方で、訪問着は卒業式においても一般的に着られる着物であり、特に適しているといえます。色や柄のバリエーションも豊富なため、自分の好みに合わせて選びやすく、華やかさも程よく演出できます。加えて、訪問着は入学式などの他のフォーマルな場面でも活用できるため、一枚持っていると便利です。
このように、色留袖も訪問着も卒業式に着用できますが、格式の面では訪問着のほうが一般的で扱いやすい選択肢といえます。もし色留袖を選ぶ場合は、紋の有無や柄の控えめさを考慮することがポイントになります。
卒業式で母親が着る色留袖の選び方
卒業式に色留袖を着る場合、どのような点に注意して選べばよいのでしょうか。格式やデザインの選び方を押さえておけば、卒業式の場にふさわしい装いができます。
まず、色留袖の格式について理解しておくことが重要です。色留袖には、五つ紋・三つ紋・一つ紋・無紋の種類があります。五つ紋や三つ紋の色留袖は格式が高く、結婚式や授賞式などの正式な場で着ることが一般的です。そのため、卒業式にはふさわしくないとされています。一方で、一つ紋または紋なしの色留袖であれば訪問着と同程度の格式となり、卒業式でも適切な装いになります。
次に、デザインの選び方です。卒業式はお祝いの場ですが、主役はあくまで子どもです。そのため、華美すぎる色や柄は避け、落ち着いた雰囲気のものを選ぶとよいでしょう。例えば、淡い色合いの地色に控えめな吉祥文様が入ったデザインは、上品かつ格式を保ちながらも控えめな印象を与えるためおすすめです。
また、比翼仕立てになっていないかを確認することも大切です。比翼仕立てとは、黒留袖や格式の高い色留袖に見られる仕立ての一種で、白い羽二重の布を縫い付けて二枚重ねに見せる仕様のことです。これは結婚式などのフォーマルな場向けの装いとなるため、卒業式には向きません。卒業式に色留袖を着る場合は、比翼仕立てではないものを選びましょう。
帯や小物の選び方もポイントになります。卒業式では、金糸銀糸が施された格調高い帯よりも、控えめな袋帯を合わせるとバランスが取れます。帯締めや帯揚げも同様に、派手すぎない落ち着いた色合いを選ぶとよいでしょう。
以上のように、卒業式で母親が着る色留袖を選ぶ際には、格式・デザイン・仕立て・小物のバランスを考慮することが大切です。こうしたポイントを押さえれば、卒業式の場にふさわしい上品な装いが完成します。
卒業式で着物を着るのは本人だけ?母親もOK?
卒業式に着物を着るのは、卒業生本人だけなのでしょうか。それとも、母親が着ることも問題ないのでしょうか。この点について、疑問を持つ方も多いかもしれません。
結論として、母親が卒業式に着物を着ることはまったく問題ありません。むしろ、日本の伝統的な装いとして品格を感じさせるため、近年ではあえて着物を選ぶ母親も増えています。ただし、選び方には注意が必要です。
まず、卒業式の主役はあくまでも子どもであることを忘れないようにしましょう。そのため、華やかすぎる着物は避け、控えめで上品なものを選ぶことが大切です。一般的には、訪問着や色無地が推奨されます。色留袖を着る場合は、前述のとおり一つ紋または紋なしのものが適しています。黒留袖や五つ紋の色留袖は格式が高すぎるため、卒業式には向きません。
また、母親が着物を着ることで、式典の雰囲気に馴染むかどうかも考慮する必要があります。特に、小学校や中学校の卒業式ではスーツ姿の保護者が多いため、あまりにも格式の高い着物を着ると浮いてしまう可能性があります。そのため、着物を選ぶ際は、学校の雰囲気や他の保護者の装いも考慮するとよいでしょう。
さらに、卒業式は長時間にわたることが多いため、着物を着慣れていない場合は、事前に練習するか、美容院などで着付けをお願いすることをおすすめします。特に帯の締め付けが強すぎると、式の最中に苦しくなってしまうことがあるため、快適に過ごせるよう工夫するとよいでしょう。
このように、卒業式で母親が着物を着ることは問題ありませんが、子どもを引き立てる装いを意識し、格式やデザインを適切に選ぶことが大切です。卒業式という晴れの場を、上品な和装で迎えるのも素敵な選択肢のひとつでしょう。
卒業式の留袖の選び方と着こなしのポイントまとめ
- 卒業式に着物を着ることは問題なく、格式のある装いとして適している
- 黒留袖は格式が高すぎるため、卒業式には不向きとされる
- 色留袖は紋の数によって格式が異なり、一つ紋または紋なしなら卒業式向き
- 比翼仕立ての色留袖は結婚式向けのため、卒業式には適さない
- 訪問着は華やかさと格式のバランスが取れており、卒業式でよく選ばれる
- 卒業式では母親の着物は控えめな色や柄を選ぶことが望ましい
- 帯や小物も派手すぎないものを選び、品のあるコーディネートを心がける
- 着物の選択肢としては、訪問着、色無地、付け下げが一般的
- 学校や地域の雰囲気に合わせて、過度に格式の高い着物は避けるべき
- 長時間の式典に備え、着物の着付けは苦しくならないように調整する
- ネイビーの服装は卒業式に適しており、上品で落ち着いた印象を与える
- 大学院の卒業式には一つ紋の色留袖も選択肢として考えられる
- 卒業式で着物を着るのは本人だけでなく、母親も問題なく着用できる
- 着物を着る場合は、主役である子どもを引き立てる装いを意識する
- レンタル着物の活用も増えており、手軽にフォーマルな装いが可能